
RF-6000
医学・生化学分野では,特定分子にラベル化する蛍光色素を用いた病変部位等の観察がよく行われています。蛍光色素のインドシアニングリーンは 810 nm 近辺という近赤外域に蛍光を持ちます。近赤外光は生体を透過しやすい光であるため生体内部の観察に適しており,そのためこの色素はよく使用されます。 従来の分光蛍光光度計では 750 nm 以上の領域を測定することは困難でしたが,今回開発した島津分光蛍光光度計 RF6000 は,200 nm ~ 900 nm という広い範囲を測定することができます。さらに本装置は自動スペクトル補正機能を有しているため装置間で比較できるデータを自動で得ることができます。今回 RF-6000 を使用して,インドシアニングリーンの測定を行いましたのでご紹介します。
2015.05.26
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