リチウムイオン電池における正極活物質の状態分析

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はじめに

リチウムイオン電池は、リチウムイオン(Li+)が活物質の構造内から脱離・挿入することで電池の充電および放電が生じる蓄電池です。近年、リチウムイオン電池の用途は飛躍的に拡大しており、高容量化、長寿命化、低コスト化、安全性向上に向けた研究が盛んに行われています。リチウムイオン電池の主な材料は、正極、負極、セパレータ、電解液に分けられ、なかでも電極の主要構成材料である活物質は性能向上における重要な要素となっています。今回、電子線マイクロアナライザ EPMA™(EPMA-8050G)を使用したリチウムイオン電池の正極活物質の化学結合状態を評価した分析例をご紹介します。

2020.09.29

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