質感が異なる塗膜の表面観察と三次元表面性状パラメータ

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はじめに

塗膜(コーティング膜)は建材,輸送機,電子部品や電子機器,食品包装,印刷などのあらゆる分野で用いられています。人間の目は非常に高感度であるため,傷やうねりの有無や光沢の度合いなどの質感を敏感に捉えます。これらの質感は重要な性能であり,これらは塗膜の表面性状に大きく起因しています。品質検査における目視による検査は敏感である一方で数値化は困難です。今回,見た目の質感が異なる塗工紙の表面形状の観察を3D 測定レーザー顕微鏡(LSM)でおこない,さらに従来の二次元パラメータでは困難な塗膜肌の表面性状の数値化を三次元パラメータを用いておこなった事例をご紹介します。

2012.11.07

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