
SPM-8100FM
コンタクトレンズに代表される含水性レンズを走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて多角的に評価しました。含水性レンズは,性能向上の目的で様々な表面加工がなされていますが,実使用に近い状態で評価することができる分析手段は限られています。SPM は,液中での観察が可能で,表面形状だけではなく表面物性も測定することができます。そのため,生体系試料や親水性ポリマーなどの測定に広く利用されています。 今回,島津製作所製SPM-9700 を用いて,2 種類の含水性レンズに対して,実際の使用環境に近い人工涙液中において,1. 表面形状と位相像の観察,2. 硬さ評価,3. 摩擦係数の測定,および大気中で,4. 表面電位分布の観察を行ないました。
2014.03.25
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