
EPMA-8050G
- リチウムイオン電池正極の成分偏在や孤立状態を評価することで、品質向上や製品開発に役立ちます。 - EPMAとSPMのコラボレーションによる複合分析で、多角的な材料評価ができます。
リチウムイオン電池(以下LIB)は、Li+が活物質の構造内から脱離/挿入することで電池の充電/放電が生じる蓄電池です。近年、LIBの用途は飛躍的に拡大しており、高容量化、長寿命化、低コスト化、安全性向上に向けた研究が盛んに取り組まれています。その中で、LIB正極の主要成分である活物質、バインダ、導電助剤などの成分の分布状態を評価することは性能向上や品質管理などにおいて重要です。今回、電子線マイクロアナライザEPMA™ ( EPMA8050G)を用いて各元素の分布を測定しました。さらに、EPMAとSPM(走査型プローブ顕微鏡SPM-9700HT)を用いて同視野で得られた各分布像を比較することで、LIB正極の導電性の評価をしました。
2021.01.07
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