EDX-8100 による宝石の分析 - 天然石/合成石の判別、天然石の産地判別 -

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はじめに

宝石を鑑別するためには、実体顕微鏡などの一般宝石鑑別機器だけでなく、様々な分析装置が用いられています 1)。例えば、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)は、加熱処理や樹脂含浸処理が行われたかどうか、紫外可視近赤外分光光度計(UV-VIS)では、着色処理の有無などを確認します。 またエネルギー分散型蛍光 X 線分析装置(EDXRF)も組成分析を迅速かつ非破壊で行える必要不可欠な装置です。例えば、鉛ガラス含浸処理では鉛が明らかに検出されます。 ここでは、EDX-8100 を用いて一般的によく見かけ、多くの人達に大変好まれているルビー、エメラルド、パライバトルマリンの組成分析を行い、天然石/合成石の判別、天然石の産地判別に有効な結果が得られました。

2020.07.07

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