レーザー顕微鏡による全固体リチウムイオン電池材料リン酸リチウム(Li3PO4)粉末の粒子解析

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はじめに

全固体リチウムイオン電池は、不燃性の固体からできていることから、安全性が高く、また容量の大型化も期待される次世代型電池です。この中で、バルク型全固体電池は、正極活物質、固体電解質、負極活物質が原材料粒子を加工した微粒子から成るため、原材料粒子や加工微粒子の大きさや形状評価は重要です。さらに、これらの粒子の評価は水分の影響を少なくした状態で行うことが望まれますが、レーザー顕微鏡(LSM)は、粉体の分散のために水や有機溶媒を使用しなくても粒子の観察と形状評価ができます。今回、3D 測定レーザー顕微鏡 OLS5000 による全固体リチウムイオン電池材料リン酸リチウム(Li3PO4)粉末の粒子径と最大高さについて粒子解析を行った結果を報告します。

2020.05.11

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