
電気・電子
電気機器や機械製品の故障・不具合は,その原因が往々にして内部に存在するため,外見では見ることができないことが少なくありません。このような場合,不具合の部位を特定し,しかもその状態を確認する手段として,X線透視やCT撮影は対象物を分解する必要がないことから大変効率の良い手段となります。今回は,家庭用電化製品の100V電源プラグコード(プラグ部がコードと一体モールドされたタイプで,簡単に分解修理のできないもの)の不具合を例にとり,断線箇所の特定と,その断線状態の詳細な観察を行なって見ました。使用した検査装置は,マイクロフォーカスX線透視/CT装置SMX-1000+VCTおよびSMX-90CTです。
2008.04.17