マイクロフォーカスX線検査装置によるワイヤレスイヤホンの観察事例

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ユーザーベネフィット

- ワイヤレスイヤホンを透視撮影することで、製品内部の様々な電子部品を、非破壊かつ短時間で観察できます。 - 構造の多層化によって電子部品が重なり、透視撮影では不良状態の観察が難しい場合でも、CT撮影することで任意の断面を観察できます。

はじめに

近年、米国を筆頭に、日本、中国においても、多種多様なイヤホンが販売されており、イヤホン市場が著しい成長を遂げています。従来、有線イヤホンが主流でしたが、コードレスといった利便性の良さから、現在はワイヤレスイヤホンの需要が高まっています。一方で、ワイヤレスイヤホンの出荷台数が増えるにつれて、内蔵されたリチウムイオン電池の発火による火災事故が年々増加しています。こういった背景から、ワイヤレスイヤホンの製造工程において品質評価が不可欠となっており、その評価手段として、マイクロフォーカスX線検査装置が多岐にわたり使用されています。 本稿では、マイクロフォーカスX線検査装置 Xslicer SMX1020を用いて、ワイヤレスイヤホンの内部構造を透視撮影およびCT撮影し、観察した事例を紹介します。

2022.01.31

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