
inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus
- CT撮影によって、異種金属接合試料の内部構造を非破壊で可視化できます。 - 接合に伴って発生する金属小片の分散や金属中の空隙を観察・解析して、接合試料の品質を評価できます。
CO2排出量の削減や資源の効率的な利用のために、自動車や航空機の軽量化が重要な課題となっています。そうした背景から、高強度だが重い部品だけを用いるのでなく、加わる衝撃が小さな箇所は強度がそこそこでも軽い部品に置き換えることで、車体・機体の軽量化を図るマルチマテリアル化が推進されています。マルチマテリアル化を進めるためには、様々な素材や技術で接合された材料を評価して、より良い素材の組み合わせや接合方法を検討することが必要です。 接合材料の評価手法の1つとして、X線CT観察があります。X線CT観察では、対象物の3次元内部構造を非破壊で簡単に可視化して、接合試料の内部欠陥を観察したり、接合時に発生する金属小片の分散状態を観察・解析したりすることができます。 本稿では、マイクロフォーカスX線CTシステム inspeXioSMX-225CT FPD HR Plusを用いて、アルミニウム合金と炭素鋼の接合試料を観察・解析した事例を紹介します。
2022.03.17
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