CGT-7100による屋内換気量測定

CO2を指標としたモデル実験

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ユーザーベネフィット

- 比率測光方式の非分散型赤外線吸収法を採用し、優れた測定値の安定性を実現しています。 - 現場での測定に欠かせない可搬性と簡便性を兼ね備えています。 - 取得したデータをUSBメモリに保存し、パソコンでの編集や他部門との共有が容易にできます。

はじめに

感染症予防やガス中毒事故防止、作業環境改善などの観点から、屋内や乗物車内の換気への関心が急速に高まっています。 こうした換気量の測定にはCO2をトレーサーガスとする方法が知られており、高い室内CO2濃度が換気によって時間とともに低下する度合いから換気量を求める方法(CO2濃度減衰法)、ならびに室内のCO2発生量と換気量の釣り合いから換気量を求める方法(CO2一定濃度法)のふたつが広く用いられています。 ここでは、屋内換気量測定用途におけるポータブルガス濃度測定装置CGT-7100の有用性を示すため、部屋をグローブボックスで模擬して行ったCO2濃度減衰法のモデル実験をご紹介します。内部のCO2濃度を外気のCO2濃度より高くしたグローブボックスに対して換気を開始すると、流入する外気によって内部のCO2が希釈されて濃度が次第に低下します。この変化をCGT-7100で測定することで換気量を求めます。

2021.04.27

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