
食品・飲料
食品を暖かな場所に置き忘れて腐らせてしまったり,冷蔵庫に保管してカビを生やしてしまった経験を皆さんもお持ちと思います。食品は腐敗や劣化によって,見た目の変化だけでなく異臭を放つこともあります。人は外観上の変化よりも,僅かなにおいの変化を感じ取り,その食品を食べて大丈夫かどうか?を判断することの方が多いかもしれません。 食品のにおいが変化して,人がそのにおいに嫌悪感を感じると異臭となります。 ひとことで異臭といってもその成分や発生原因は様々で,食品自身に含まれる成分の変質や外部からの混入成分によって品質に変化が起こり異臭を発生させます。 今回のアプリケーションノートでは劣化を起こした,または劣化を再現させた食品について,におい識別装置 FF-2A による評価を行い,さらに GC/MS 法による成分分析を行った結果をご報告します。
2016.07.11