JIS K7079 B法に準拠した複合材料のせん断試験とひずみ分布の可視化

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ユーザーベネフィット

- JIS K7079 B法に準拠したCFRPのせん断試験ができます。 - Real-Time Strain View™によりひずみ分布の可視化が可能です。

はじめに

炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon fiber reinforcedplastic)は、金属材料と比較して比強度・比剛性が高く、軽量化による燃費向上を目的に、輸送機などに使用されています。しかし、均質な従来材料と違い、複合材料であるCFRPは異方性を有し、負荷される応力主軸方向などによって、引張、圧縮、曲げ、面内せん断、面外せん断もしくはこれらが組み合わさる複雑な破壊挙動を示します。近年、試作回数を抑制でき、新製品開発のコストを低減できるために CAE解析が産業界に広く普及しています。設計した製品の性能予測の精度を高めるためにはこれらの各種特性値が必要であるために、CFRPを試験評価する際には、それぞれの破壊挙動を純粋に評価可能な試験手法が強く求められています。 今回は2レールシェア法と呼ばれるJIS K7079 B法に準じたCFRPのせん断試験を行いました。また、Real-Time StrainViewによる試験中のひずみ分布の可視化を行いました。

2022.01.26