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はじめに

1998年6月の水道法一部改正により,Uが監視項目に追加されました。基準値は0.002mg/L,測定装置としては,ICP-MS法が採用されています。このICP-MS法は,多くの元素を高感度に一斉分析できるという特長があり,水質試料中のng/LオーダーのUを検出することが可能です。 一方,従来のICP-MSでは高濃度成分の分析は検出器の問題などから,難しいとされてきました。 島津高周波プラズマ質量分析装置ICPM-8500では検出器の測定方法の改良などにより,Na,Ca,Mgなどの高濃度成分からUをはじめとする極微量成分も含めた多成分の一斉分析が可能となりました。今回,ICPM-8500を使用し,水道水,河川水の19成分一斉分析を行ないましたので紹介します。

2008.03.04

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