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はじめに

成人が通常摂取する水分量は,一日あたり2リットルと言われ,そのほとんどは,水道水やミネラルウォーターなどの「飲料水」です。飲料水は,各国の規制により,安全性の検査を行う必要があります。検査項目には,ナトリウム(Na),カルシウム(Ca)など mg/L 以上の元素から,鉛(Pb),カドミウム(Cd)など µg/L 以下の微量元素まで,多くの項目が対象となります。 今回,島津マルチタイプ ICP 発光分光分析装置 ICPE-9820と超音波ネブライザーを用い,水道水の原水として用いられる河川水の分析を行いました。ICPE-9820 は,微量から高濃度までを一斉に測定できる軸/横観測自動切り替え機能と,全元素・全波長を一斉に取得できる最新の CCD 検出器により,多元素・多検体の分析スループットを向上します。さらに,ランニングコストを低減するシステムで,ラボの生産性を高めます。

2014.08.25

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