プラスチック中有害元素の精密分析: ICPE-9800 シリーズ

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はじめに

RoHS/ELV などの環境規制を受けて,材料や部品に使用されるプラスチック中の有害元素(Cd,Pb など)の測定が求められています。ICP 発光分光分析装置(ICP-AES)を用いると,これらの有害元素を正確,かつ迅速に分析することができます。一方で,ICP-AES で分析を行う際には,試料の溶液化を行う必要があり,適切な前処理方法の選定が重要となります。 今回,ポリエチレン標準物質を,乾式灰化法,湿式分解法,マイクロ波試料分解法の 3 種類の前処理方法を用いて溶液化し,島津マルチタイプ ICP 発光分光分析装置 ICPE-9800 シリーズで分析しました。ICPE-9800 シリーズは,最新の CCD 検出器とガス消費量を抑える装置設計により,正確な分析をハイスループット・低コストで行うことができます。

2014.08.25

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