食品・飲料
MCE-202“MultiNA”を用いたトウモロコシ加工食品中の組換え遺伝子の定性分析
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はじめに
遺伝子組換え食品の分析には組換え遺伝子の有無を確認する定性分析,非遺伝子組換え体に対する遺伝子組換え体の混合率を求める定量分析があります。定性分析には定性PCR法,ラテラルフロー法,定量分析には定量PCR法,ELISA(Enzyme Linked Immuno Sorbent Assay)法が採用されています。定性PCR法には検出対象となるDNAの高い熱安定性により加工食品と農産物の両方に適用できる利点があり,多くの食品の定性分析には定性PCR法が用いられています。ラテラルフロー法,ELISAは抗原抗体反応をベースとするため,加熱により抗原性が失われる加工食品の分析には適用できません。 今回,トウモロコシ加工食品中の組換え遺伝子(GA21)の定性PCR法による定性分析の例をご紹介します。
2010.11.14