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はじめに

近年、相次いで発覚する食品の産地・品種偽装に対し、食の安全・安心を守るために、食品表示の科学的検証法が求められています。この方法のひとつとして、食品に含まれる遺伝子を利用した品種の判別が行われています。 食品の由来となる生物種や品種が異なる場合、含まれる遺伝子(DNA配列)に差異が存在します。この領域のDNAをPCRにより増幅し、PCR産物の有無もしくは鎖長の差を検出する事により、品種の判別が可能となります。 ここでは、コメ検体からDNA抽出を行った後、市販されているコメ判別用PCRキットとMultiNAを使用したコシヒカリと他のコメ品種の判別事例の紹介を行います。

2009.03.22