食品・飲料
MCE-202“MultiNA”を用いたRAPD-STS法による白いんげん豆(手亡豆)の品種判別
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はじめに
国内では植物の新しい品種を創作,登録した育種者に対して育種法により育種者権が認められています。いんげん豆は世界中で栽培され,多くの品種が流通しています。なかでも白いんげん豆(手亡豆)の国内品種は,主に白餡(あん)の材料として用いられていますが,国内品種の海外における不許可栽培,逆輸入品の違法流通など育種者権侵害の問題が発生しています。 そこで白いんげん豆の品種を判別する方法として,子実の外観検査と共に定性PCRを用いた遺伝子検査が有効であり,RAPD-STS(Random Amplified Polymorphic DNASequence Tagged Sites)法が開発されています。今回,MultiNAを用いたRAPD-STS法による白いんげん豆の品種判別についてご紹介します。
2010.07.21