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モデル毛髪試料中の薬物イメージング‒ 薬物摂取履歴の観察に向けて ‒
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はじめに
イメージング質量分析法は様々な分野で、ますます盛んに活用されています。毛髪は成長する際に、その時に摂取した薬物を極微量ずつ取り込んでいくため、薬物の使用歴を記録した「磁気テープ」的な試料として注目を浴びています。実際、毛髪から抽出した薬物の分析が LCMS などを用いて行われていますが、抽出操作によって毛髪中における分布情報が損なわれる点が問題となっていました。毛髪の長さ方向の断面のイメージング質量分析が可能となれば、その成長に沿った薬物の分布状況、すなわち使用履歴の可視化が実現し、法医学、臨床医学、投薬管理及び科学捜査等の分野での活用が大いに期待されます。
2017.11.30
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