PPSQ-51A/53A
プロテインシーケンサを用いたシステイン・シスチンの検出
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はじめに
現在、タンパク質の分析において、質量分析装置とゲノムデータベースを利用した検索エンジンを用いたタンパク質の同定を行うプロテオーム解析が主流となっています。生体内で発現したタンパク質は、翻訳後修飾され、様々な機能を有しており、前駆体タンパク質と成熟タンパク質とでは、理論質量数が異なることがあります。データベースを利用せずに行う質量分析装置を用いたアミノ酸配列同定は、煩雑かつ困難になります。一方、従来法であるエドマン分解を用いたプロテインシーケンサは、得られたアミノ酸配列結果の信頼性が高く、データベースが十分でない場合でも容易にアミノ酸配列を同定することが可能です。今回、プロテインシーケンサ PPSQ™-50A システム(イソクラティックシステムおよびグラジエントシステム)を用いたシステインおよびシスチンを含有するサンプルのアミノ酸配列分析例をご紹介します。
2020.03.11
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