TOC-4200
オンラインTOC 計による製紙工場排水処理施設のTOC 上流監視
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はじめに
各種製造工場の排水処理施設においては,適正で安定した稼働と水質汚染事故防止のために,汚濁負荷量モニタリング(上流監視)の重要性が高まっています。排水処理に広く用いられる活性汚泥処理法には汚濁負荷量,MLSS,送風量等の操作条件がありますが,なかでも汚濁負荷量は工場の稼働状況に応じて変動するため連続監視が欠かせません。 排水処理施設の流入水のような高汚濁試料の TOC を連続かつ安定に測定することは容易でありません。特に製紙工場排水はパルプ残渣を多く含むうえ微生物が成長しやすいため,採水部のような試料が直接触れる部分で流路の閉塞や生物膜生成等のトラブルが発生しやすい傾向があります。 今回はこのような性状を持つ製紙工場排水をオンラインTOC-4200 で連続測定した例をご紹介します。
2015.01.25
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