LCMS-8045
トリプル四重極型質量分析計を用いた樹脂中添加剤の分析
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ユーザーベネフィット
- 高分子材料に使われる22種類の添加剤について、高感度で再現性の良い定量が可能です。 - 堅牢性に定評のあるLCMS-8045でメソッドを構築し、様々なマトリックス・分析目的への対応が可能となりました。
はじめに
高分子材料には様々な添加剤が配合されており、材料性能や耐久性を高めることに大きく貢献しています。そのため、開発や製造工程において含まれる種類や量を把握することは非常に重要です。一方で、私たちの生活環境では医薬品や食品等の容器・包装材料として多くの樹脂製品が使用されていることから、近年、人体および環境への影響を考慮し、医薬品や食品等に溶出する添加剤について各国で規制が進み、定量分析への需要が高まっています。 トリプル四重極型LC-MS/MSは、UV検出器による一般的なHPLCと比較して、高感度、高選択的であるため、夾雑成分が多い試料や微量含有成分の定量分析に威力を発揮します。また熱分解しやすい化合物や高極性難揮発物質などのように、GC-MSでは分析が困難な測定にも適しています。本アプリケーションニュースでは、トリプル四重極型LCMS-8045を用いて樹脂に含まれる添加剤の定量分析を行った事例を紹介します。
2021.09.23
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