シングル四重極質量分析計を用いた植物由来のオリゴ糖・多糖類プロファイリング

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ユーザーベネフィット

- シングル四重極LC-MSを用いることで、 40量体までのオリゴ糖・多糖類の一斉分析が可能です。 - 広い質量範囲を有するLCMS-2050でオリゴ糖・多糖類を網羅分析することにより、重合度別のオリゴ糖・多糖類プロファイリングが可能です。

はじめに

メタボロミクスの技術を食品に応用した「フードメタボロミクス」は、近年、食品の品質鑑定や品質予測、製造・保管工程の改善、機能性の評価など様々な目的に利用され始めています。食品には非常に多くの代謝物が含まれますが、これまでの研究から、風味や品質、機能性にかかわる代謝物の多くが明らかになっています。そのため、フードメタボロミクスでは対象成分を決めたターゲット分析が一般的です。重要な成分に絞り網羅的に解析することで、有益な結果を効率的に得ることができます。アプリケーションニュース01-00420-JPでは、シングル四重極LC-MSを用いたフードメタボロミクスの事例として、アルコール飲料中のオリゴ糖・多糖類プロファイリングをご紹介しました。オリゴ糖は、栄養やおいしさだけでなく、善玉菌を増やし腸内環境を良くする効果も知られています。 本報告では、アプリケーションニュース01-00420-JPと同じ分析条件で、植物由来のオリゴ糖・多糖類を網羅的に分析・プロファイリングした事例を紹介いたします。

2022.07.13

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