トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた杜仲茶中のゲニポシド酸とクロロゲン酸の分析

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はじめに

トチュウ(Eucommia ulmoides)の葉で作る杜仲茶は,五大漢方薬の一つとして親しまれてきました。杜仲茶にはイリノイド類であるゲニポシド酸やクロロゲン酸(3-カフェオイルキナ酸)が豊富に含まれており,特にゲニポシド酸には血圧降下作用が認められています。近年,これら植物抽出液中のポリフェノール類の分析には,LC/MSが利用されています。今回は,トリプル四重極型質量分析計による杜仲茶中のゲニポシド酸,クロロゲン酸の分析をご紹介します。

2011.11.09

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