LCMS-8060NX
トリプル四重極LC/MS/MSを用いたきのこ(ぶなしめじ)中のオルニチン分析
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ユーザーベネフィット
- LC/MS/MS法により、誘導体化を行うことなくオルニチンの高感度分析 (試料中換算濃度50 mg/kg以下) が可能です。 - 本システムでは高感度分析に加えて高速分析(13 min)も可能です。
はじめに
オルニチンは、遊離アミノ酸の1種であり、しじみなどに多く含有され、肝機能の向上などに有効な成分であることが近年広く認知されるようになりました。オルニチンを摂取することにより、疲労回復や睡眠の質の向上、成長ホルモンの分泌促進などの効能が期待されている成分です。オルニチンは、ヒトの体内で生成された有毒物質であるアンモニアを代謝する肝臓のはたらきをサポートする重要な役割を担います。 今回、オルニチン含有量がしじみの5倍以上と言われる「ぶなしめじ」について、令和3年3月31日に農林水産省告示第445号として公示された「きのこ(ぶなしめじ)中のオルニチンの定量-高速液体クロマトグラフ法」の日本農林規格(JAS0016)※に従い、LCMS-8060NXを使用して分析した例をご紹介します。 ※本JAS規格の制定に際して、(株)島津製作所も試験室間共同実験に協力させて頂きました。
2021.10.24
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