トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた水道水中グルホシネート、グリホサート、AMPAの分析

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ユーザーベネフィット

- グルホシネート、グリホサート、AMPAを誘導体化した後、直接分析が可能です。 - 水質管理目標設定項目として定められた目標値の1/100以下の濃度(0.2 µg/L)の分析が可能です。 - 水道水中においても良好な回収率で分析可能です。

はじめに

グルホシネートはアミノ酸系除草剤として、グリホサートは茎葉処理除草剤として広く使用されており、グリホサートは、土壌中や水中で代謝されるとアミノメチルリン酸(AMPA)が生成します。 2021年3月現在、グルホシネート、グリホサート、AMPAについては、厚生労働省が定めている水質管理目標設定項目の農薬類(目標15)に含まれており、目標値として、グルホシネートが0.02 mg/L、グリホサート、AMPAが2 mg/Lと定められています。また、分析方法については、水質管理目標設定項目検査方法の別添方法221)において「誘導体化-固相抽出-液体クロマトグラフ-質量分析計による一斉分析法」が定められています。 今回は、LCMS-8050を使用して、別添方法22で定められている固相抽出による濃縮過程を行わない、グルホシネート、グリホサート、AMPAの分析例をご紹介します。3成分とも目標値の1/100以下の濃度(0.2 µg/L)で良好な添加回収率が得られ、精度よく分析可能であることを確認しました。

2021.03.09

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