卓上型MALDI-TOF MS を用いたPMF(Peptide mass fingerprinting)による2 次元電気泳動ゲルからのタンパク質同定

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はじめに

現在、細胞質などに存在する多種類のタンパク質を高スループットで同定する方法としては主に LCMS を用いたショットガンプロテオミクス手法が利用されています。しかしながら、全てのタンパク質研究においてこのような手法が有効というわけではありません。特に、2 次元電気泳動などで分離したタンパク質を対象とする場合には、ゲル上で検出されるタンパク質スポットとタンパク質同定の結果がリンクしている必要があります。そのような分析では、ゲルから切り出したスポットを酵素処理した後に LCMS で分析するよりも MALDI-TOF MS で分析した方が効率的であるケースも多く存在します。 本稿では、2 次元電気泳動と卓上型 MALDI-TOF MS を用いたタンパク質同定の一例をご紹介します。

2017.10.17

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