LC/MS/MSを用いたラット血漿中のオキシトシンの定量分析

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はじめに

オキシトシンは脳下垂体後葉から分泌される9個のアミノ酸と1個のS-S結合からなるペプチドホルモンです。このオキシトシンは子宮筋の収縮促進作用から陣痛誘発剤として使用されることもあります。また、ストレス緩和などの効果があるとされることから、別名「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」とも呼ばれており、⺟と子や、家族、恋人などの対人関係に大きく関わっているとされ、近年注目されているホルモンです。 本報告ではラット血漿中のオキシトシンをトリプル四重極型質量分析計 LCMSTM-8050 により分析した事例をご紹介します。

2020.02.05