食品・飲料
通知試験法に準拠した食品中総アフラトキシンのHPLC による定量試験およびLC/MS による確認試験
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はじめに
アフラトキシンは強い急性毒性と発ガン性のあるカビ毒の一種で,日本では総アフラトキシン(アフラトキシン B1,B2,G1,G2 の総和)を 10 µg/kg を越えて検出される食品は,食品衛生法第 6 条第 2 号に違反するとされます。 これまで,L422,L428,L430 で,HPLC や UHPLC を用いてアフラトキシン4成分(B1,B2,G1,G2) を一斉分析する方法をご紹介してきました。今回は,平成23年8月16日に通知された試験法に従い,イムノアフィニティカラムを用いた前処理を行った上で,(1)試験法に準拠したHPLC による定量試験,(2)試験法に準拠した LC/MS による確認試験,(3)Nexera による迅速な定量 / 確認試験について,妥当性評価の結果と共にご紹介します。
2021.03.28