食品・飲料
一体型LCシステムProminence-iの自動前処理機能を用いた緑茶中のアミノ酸分析
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はじめに
緑茶は古くから馴染みの深い飲料ですが、近年は健康食品としても注目されています。緑茶に含まれるアミノ酸でもっとも多いのはテアニン 1)です。テアニンは緑茶の主要なうま味成分であり、緊張感を軽減したり、眠りをサポートするなど、機能面でもさまざまな効果が期待されています。緑茶にはテアニン以外のうま味成分や、健康に役立つとして注目されている成分も多数含まれています。ここでは、煎茶とほうじ茶中のうま味成分であるテアニンとグルタミン酸(Glu)、健康に役立つ成分とされるアルギニン(Arg)とγ-アミノ酪酸(GABA)の 4 成分に着目しました。一体型 LC システム ProminenceTM-i(以下、Prominence-i )に搭載された自動前処理機能を用い、o -フタルアルデヒド(OPA)にて蛍光物質に誘導体化させて分析した例をご紹介します。
2018.03.21