水質管理目標設定項目検査方法に準拠したグリホサートの分析

はじめに

平成15年5月30日付けで，新水質基準に関する省令（厚生労働省令第101号，平成16年4月1日施行）が公布されましたが，この水質基準を補完する項目として新たに「水質管理目標設定項目」（27項目）が定められ(平成15年10月10日健発第1010004号），その検査方法が通知されました。（平成15年10月10日付，建水発第1010001号）水質管理目標設定項目の中で，農薬類として102成分が掲げられていますが，この内11成分の検査方法に，高速液体クロマトグラフ法が用いられています。これらの内，グリホサートは，「別添方法12」および「別添方法15」に検査方法が指定されています。 「別添方法12」は，クロロぎ酸9-フルオレニルメチル（FMOC-Cl)によるプレカラム誘導体化法で，「別添方法15」はo-フタルアルデヒドによるポストカラム誘導体化法による分析法です。 ここでは，「別添方法12」に基づいたグリホサートの分析例をご紹介します。

2008.06.21