食品・飲料
コーヒー中クロロゲン酸の分析
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はじめに
クロロゲン酸(3-カフェオイルキナ酸)は高等植物に広く分布しているポリフェノール化合物の一種で,コーヒー,ジャガイモ,サツマイモなどに多く含まれています。コーヒーの呈味成分の一つであり,また皮をむいたジャガイモが変色する原因となる物質でもあります。最近はその抗酸化力が注目され,クロロゲン酸の効能について,さまざまな研究が進められています。ここでは,コーヒー加工品中に含まれるクロロゲン酸,カフェインとクロロゲン酸の構成成分であるカフェイン酸(3,4-ジヒドロキシけい皮酸)の3成分を,フォトダイオードアレイUV-VIS検出器SPD-M10AVPを用いて分析した例をご紹介します。
2008.06.02