有機酸分析システムの応用(その2)UV検出法との比較

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はじめに

HPLCで有機酸を分析する場合、イオン排除クロマトグラフィーで分離し、UV-210mm付近で検出するのが簡便な方法として従来から行われてきました。しかしこの方法は設定波長が有機酸検出の選択性に欠けるため、夾雑成分による妨害を受けやすいのが欠点でした。 この点を克服するために開発された有機酸分析システムは、有機酸が負電価をもつ性質を利用して電気伝導度検出器で検出を行い、選択制を向上させています(詳しい原理についてはアプリケーション・ニュースNo.177をご覧ください)ここではその特長を示すために、夾雑成分が多いと予想される微生物培養液とヨーグルトを試料として、UV検出法と本有機酸分析システムを用いたいときとのクロマトグラムの比較を行ってみました。

2008.06.02

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