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食品・飲料
食品中に含まれる有機酸は食品の風味を決定する重要な成分であり、アミノ酸や糖と並んで、その分析の必要性が認められています。高速液体クロマトグラフィーによる分析においては、従来、有機酸は吸光光度法により検出されていましたが、検出波長がカルキシル基の吸収に由来する205mm付近であるため、夾雑成分の影響を受けやすく、試料によっては複雑な前処理を必要とし、なかには分析が困難な場合もありました。そのため、最近では、pH指示薬(酸塩基指定指示薬)を用いた方法や誘導体化法がポストカラム反応検出法として応用され、検出上の選択性を向上させる試みがなされています。 ここでは、イオン性物質の選択的な高感度検出器である電気伝導度検出器を用いた新しい分析法について紹介します。
2008.06.02