Nexera Prep
シームレスなタンパク質精製と評価
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ユーザーベネフィット
- 分取後の目的ピークを選ぶだけで自動的に再注入され分析できます。 - 搭載したカラムスイッチングバルブにより、精製や分析に合わせたカラムを自動切換できます。 - 培養条件の最適化など、多数のサンプルを比較したい時などにもとても便利です。
はじめに
タンパク質の多量体形成確認など分子量分布解析の方法の1つに、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)があります。SECでは、サイズの小さな分子がカラムの充てん剤の細孔内に入って寄り道しながら流れ、サイズの大きな分子は細孔内に入り込めずにそのまま流れていきます。そのため、サイズが大きな分子から小さな分子の順に溶出されます。従って、異なるタンパク質でも、大きさが似たものは溶出速度が同程度となり、同一ピーク内に含まれ識別できません。分析目的タンパク質が血中や細胞培養上清中にある場合は、SEC分析の前に目的タンパク質を精製する必要があります。本稿では、目的タンパク質を精製後、そこで得られたピークのフラクションをSECで分析する二つの段階を、リキッドハンドラーを用いてシームレスに分析する手法をご紹介します。
2021.03.06
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