低分子医薬品
“Nexera-i” による抗体医薬品のペプチドマッピング
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はじめに
HPLC によるペプチドマッピングは抗体医薬品の一次構造を確認する重要な品質試験の一つです。抗体を酵素消化した後に逆相カラムなどを用いて分離を行いますが,非常に多くのピークを分離する必要があるため,近年ではペプチド分析用の微粒子カラムやコアシェル型カラム等の使用が広がってきています。また同一性や変異の確認として溶出プロファイルの比較を行うため,再現性の高いシステムが求められます。一体型 UHPLC である “Nexera-i” はそのような分析に理想的なシステムと言えます。 今回は “Nexera-i” を用いて,IgG(ヒト免疫グロブリン G)のトリプシン消化物を分析した例をご紹介します。
2015.01.25