GCMS-TQ™8040 NX
溶媒媒介化学イオン化(SMCI)法を用いたオレフィンの二重結合位置解析
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ユーザーベネフィット
- 可燃性の高圧ガスボンベを使用することなく、化学イオン化法を用いることができます。 - アセトニトリルを用いることで、反応イオンが炭素間の二重結合に特異的に結合したイオンが確認できます。 - 加えてGC-MS/MSによるプロダクトイオンスキャンから、その二重結合位置を解析することができます。
はじめに
オレフィンは炭素間の二重結合を一つ有する不飽和炭化水素であり、様々な素材や塗料の原料として使用されています。加えて近年では、ケミカルリサイクルによる生成物の一つとして着目されている化合物群です。 このオレフィンは炭素数は勿論、二重結合位置により化学特性が異なるため、その解析が必要です。クロマトグラフィーでは標準試料が必要になりますが、すべての化合物に対して入手できるものではありません。そこで本アプリケーションニュースでは、溶媒媒介化学イオン化(SMCI)法およびGC-MS/MSを用いたマススペクトルから、オレフィンの二重結合位置を解析する手法をご紹介します。
2022.01.15
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