加熱脱着GCMSを用いたアロマオイル中の 香気成分の分析

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ユーザーベネフィット

- モノトラップを使うことで香気成分を簡単に分析することができます。 - 加熱脱着装置TD-30Rのリコレクト機能で、一度サンプリングした試料の繰り返し測定が可能です。 - GCMSとにおい嗅ぎ用スニッフィングポートを組み合わせることで、機器測定の結果と官能評価の比較が可能です。

はじめに

アロマオイルは植物由来の香料・精油で、原材料によりそれぞれ特有のにおいがあります。このようなにおいの評価には官能試験がよく用いられますが、人の鼻で感覚的ににおいの情報を得るため評価が主観的になってしまいます。 そこで、官能評価の情報とGCMSなどの機器分析を組み合わせることにより、客観的なにおいの評価を可能にします。 本稿では、3種アロマオイルから発生する香気成分を香気成分捕集材モノトラップを用いて捕集後、分析し、香気成分を簡単に比較しました。また、AroChemBaseを用いて検出された化合物のにおいの質を調べました。さらに、におい嗅ぎ用スニッフィングポートをGCMSと組み合わせているため、機器測定の結果と官能評価の比較が可能です。

2021.09.23

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