ドーピング検査におけるGC/MSを用いたスクリーニング法

はじめに

スポーツドーピングはフェアプレーに反する行為であり，しかも選手の健康や社会的にも悪影響を及ぼすことから，WADA（World Anti-Doping Agency）の規定に基づいてスポーツドーピング検査が行われています。四重極型のGC/MSは，難揮発性薬剤（スクリーニング番号2），利尿剤（スクリーニング番号5）およびβ-遮断薬（スクリーニング番号7）の分析に利用されています。 本アプリケーションニュースでは，WADAの公認検査機関である株式会社三菱化学ビーシーエル様のご協力により得られました，難揮発性薬剤（スクリーニング番号2）の分析例をご紹介します。

2008.04.22