Nexis™ GC-2030
温室効果ガスCH₄、CO₂、N₂Oの一斉分析
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ユーザーベネフィット
- 主な温室効果ガスであるメタン(CH4)、二酸化炭素(CO2)、一酸化二窒素(N2O)を、BID検出器を用いて一斉分析できます。 - 放射線源の扱いで手続きを要するECDを使用しません。 - BIDとFIDを接続し同時に分析することで、簡単な装置構成で高感度にCH4、CO2、N2Oを一斉分析できます。
はじめに
昨今、地球温暖化対策として温室効果ガスの削減が世界的に求められています。二酸化炭素の排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、環境分野での革新的な研究・開発が各国で進んでいます。 主な温室効果ガスには、メタン(CH4)、二酸化炭素(CO2)一酸化二窒素(N2O)、フロンがあります。排出量が最も多いのはCO2ですが、温室効果の大きさで考えると、CH4はCO2の25倍、N2Oは298倍にもなります。 N2Oの分析には一般的にECDを使用しますが、他の温室効果ガスに対しては感度がないため、一斉分析ができません。バリア放電イオン化検出器(BID)を用いると、ヘリウムとネオンを除くほとんどの化合物を、高感度に検出することができます。本アプリケーションニュースでは、ガスクロマトグラフNexisGC-2030を用いて、CH4、CO2、N2Oを一斉分析した例をご紹介します。
2022.07.05
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