Nexis SCD-2030 を用いた、ASTM D7011 に準拠したベンゼン中微量チオフェンの分析

ダウンロード

はじめに

チオフェンなどの硫黄成分は、燃焼時に硫黄酸化物を発生させる原因となり、また触媒の被毒成分となることから石油の品質管理などで高感度の分析が要求されています。ガスクロマトグラフィーを用いた分析例として、アプリケーションニュース No. G291 では、炎光光度検出器(FPD)を用いた分析をご紹介しました。 ASTM D7011 では、ガスクロマトグラフィーの検出器として、化学発光硫黄検出器(SCD)を用いて、ベンゼン中における 0.03 mg/kg 程度の、GC-FPD 法よりも微量のチオフェンを分析する方法が紹介されています。 新型化学発光硫黄検出システム Nexis SCD-2030は世界最高レベルの感度と安定性を示す、硫黄化合物種の選択的高感度検出システムです。本稿では Nexis SCD-2030 を用いて、ASTM D7011 に準拠したベンゼン中チオフェンの高感度分析例をご紹介します。

2019.05.05

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。

関連分野