Nexis GC-2030 による水素キャリアガスを用いた有機化合物種の分析例

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はじめに

水素はガスクロマトグラフのキャリアガスとしてよく用いられるヘリウムに比べ安価であり、また、ヘリウムよりも高線速度の領域で良好な分離が得られるガスとして知られています。一方で、可燃性ガスであることから、その取り扱いには十分な注意が必要です。 新型 GC Nexis GC-2030 ではカラムオーブン内の水素濃度を検知する水素センサを搭載できます。オーブン内の水素濃度が 0.4 %を超えた場合、エラーメッセージが表示され、全ての温調を停止し、オーブンフラップを全開にします。また、水素濃度が 2 %に到達した場合には装置が強制停止され、事故を未然に防ぎます。このセンサによってキャリアガスとして安全に水素を使用することが可能です。 本アプリケーションニュースでは、新型 GC Nexis GC-2030において水素をキャリアガスとして用い、代表的な有機化合 物の混合溶液を分析した例を紹介いたします。

2017.10.09

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