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ユーザーベネフィット

- ASTM D7500に基づいて、ベースオイルや潤滑油の蒸留性状解析ができます。 - LabSolutions™蒸留GCソフトウェアにより、分析に加え、蒸留GC解析やレポート作成までトータルサポートします。 - i-PeakFinder機能により、Skewness算出のためのピークの波形処理を省力化できます。

はじめに

石油製品は、ガソリンや軽油、潤滑剤、アスファルトなど、多岐にわたり私たちの生活を支えています。これらは多様な炭化水素の混合物であり、その組成により性質も様々です。石油製品の蒸留性状を調べることで、その効果的な利用や適切な品質管理、価格決定が可能となります。 ASTMD7500は、FIDを検出器とするキャピラリーガスクロマトグラフを用いた疑似蒸留により、石油製品の蒸留性状を解析するための試験法です。試験対象は、初留点(IBP)が100℃以上、終留点(FBP)が735℃(炭素数110の直鎖炭化水素に対応する沸点)以下の成分です。主に、ベースオイルや潤滑油などに適用されます。注入した試料が全てピークになる場合に適用され、蒸留性状の計算には全面積法が用いられます。 本稿では、島津製作所の新型注入口であるOCI-2030NXを使用し、ASTMD7500に基づいた潤滑油の分析例をご紹介します。

2022.08.21

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