石油化学
脂肪酸メチルエステル(FAME)混合軽油中のメタノールの分析(その1)
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はじめに
バイオディーゼル燃料(BDF)の使用は,化石燃料の使用量削減,CO2排出量の削減等の利点を持つため,自動車燃料として積極的に活用されるようになってきました。BDFについて厳密な定義はありませんが,一般的に菜種油,廃食用油等の油脂をメチルエステル化し,脂肪酸メチルエステル(FAME)としたものを指します。 FAME混合軽油の品質管理に対応するため経済産業省より「揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則(品確法)」の改定が行われ,FAME混合軽油中のメタノール濃度の測定方法として,ヘッドスペース-GC法,水抽出GC法,酸素検出式-GC法の3法が定められました(経済産業省告示第79号,平成19年3月22日告示)。 本アプリケーションニュースでは,ヘッドスペース-GC法を用いたメタノール分析方法についてご紹介いたします。
2008.04.09