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はじめに

FPDを用いたGC分析においては,炭化水素等の夾雑成分が大量に溶出すると,クエンチングと呼ばれる消光現象が見られます。クエンチングが起こるとクロマトグラム上に影響を及ぼし,同時に溶出する成分のレスポンスが変動し,正常な応答を得ることが出来ません。ガソリンのように多くの炭化水素類を含む試料中の微量硫黄成分分析は,分離が困難なために分析は難しいとされてきました。パックド/キャピラリ両方のカラム対応のためにFPDノズル部形状を見直し新設計されたFPD-2014を用いて,燃焼ガス流量比の最適化により,クエンチングの軽減を検討した結果とガソリン中の微量硫黄化合物分析への応用例をご紹介します。

2006.10.09

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