MS50周年記念特設サイト - ユーザーインタビュー
2020年10月号

島津MS製品のユーザー様の声を集めました。世界中の皆様からのメッセージをインタビュー形式でご紹介いたします。

George W. Hime, MS

George W. Hime, MS
Assistant Director of Toxicology
Miami-Dade Medical Examiner Dept, Toxicology Laboratory, USA

主な研究分野
法医毒物学

1. 島津製作所をお知りになったきっかけを教えてください。

これまでの島津の技術者,営業担当者や島津の装置を使って成功を収めているユーザーとのディスカッションを通じて,島津を知ることができました。

2. ご自身の研究分野をご紹介ください。また,どういった用途で島津製作所の分析装置をご使用いただいていますか?

私の研究分野は法医毒物学です。我々の研究室は死因調査において検視官をサポートしており,高度な質量分析技術を用いた新しい試験方法の開発に注力しています。私たちは複雑な検死試料中の薬物やその他の毒物を同定・定量するために,LC-MS/MS,GC/MSおよびMS/MSを利用した斬新かつ創造的な方法を追求しています。要求を満たすために分析の精度と確実性を向上させることが我々の目標です。

3. 島津製作所の装置を採用いただいている理由をお聞かせください。

私たちのラボでは,ほとんどの主要ブランドのLC-MSおよびGC-MSを使用してきました。私たちは常に装置の性能,革新性,およびメーカーが提供するサポートにおいて最高の品質を求めています。島津の装置とサポートはまさに私たちの要求を満たしていると思います。

4. ご自身の研究分野における,質量分析技術の動向やトレンドについて教えてください。

私の研究分野では,生産性をキープしながら新しい技術を試すことに対するハードルが高いので,装置の応用が早くありませんでした。LC-MS/MS技術がその一例と言えます。現在,低濃度の新精神活性物質を確実に同定するために,LC-MS/MS技術にシフトする研究室が増えています。また,非常に低濃度の測定に対するニーズは,この技術の普及をさらに加速しました。過去10年間で新しい向精神薬が急増しました。そのため,ラボにはイノベーションの継続と,最高レベルの法医学基準を維持しながらQTOFなどを含む新しいLC-MS/MS技術を探索し続けることが求められます。この技術の進歩は,簡単なアプローチをとるのか,それともより厳しいアプローチをとるのかは,時が経てばわかるでしょう。

5. 島津製作所や質量分析技術の発展に関して,どのようなことを期待いただいているでしょうか。

もちろんイノベーションです。優れたエンジニアリングを利用し,操作の安定性と長期的な信頼性が提供されることを期待しています。データの収集と解析を支援するソフトウェアの改善も重要です。技術者に簡単な操作性を提供することと,分析を探索して最適化したい研究者に装置全体の制御を提供することとの間に,バランスがとれていることが理想的です。また,これまで以上に新しいアイディアと技術を用いて,より良いデータが得られ,ユーザーにより多くのオプションが提供されることを期待しています。

George W. Hime, MS

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