MS50周年記念特設サイト - ユーザーインタビュー
2020年9月号

島津MS製品のユーザー様の声を集めました。世界中の皆様からのメッセージをインタビュー形式でご紹介いたします。

Prof. Jose Luiz Costa

Prof. Jose Luiz Costa
Professor of Toxicology, University of Campinas (UNICAMP, Brazil)
Head of Campinas Poison Control Center, University of Campinas (UNICAMP, Brazil)

主な研究分野
法医学および臨床毒性学,法化学(薬物分析)

1. 島津製作所をお知りになったきっかけを教えてください。

私はサンパウロ州警察本部の法医学研究所でキャリアを始め,多くの島津装置(GC-FID,HPLC,蛍光光度計および紫外可視分光光度計,原子吸光分光光度計)を使って仕事に携わりました。10年後,サンパウロ州警察本部に最初のLC-MS/MSシステム (LCMS- 8040) が導入されました。その後,さらにLCMS-8045およびLCMS-8050も導入され,日々行われている薬毒物のスクリーニングで使われています。2016年,私は州立カンピーナス大学(University of Campinas)に移籍しました。現在の研究室にはLCMS-8060,GCMS-TQ8050,HS-GC-FIDなど法医学と臨床毒性学の研究のための装置を備えています。

2. ご自身の研究分野をご紹介ください。また,どういった用途で島津製作所の分析装置をご使用いただいていますか?

私は,毒物学,主に法医学および臨床毒物学に関するメソッド開発の研究を行っています。私の研究グループは,サンプル調製(血液,尿,唾液,硝子体液)のためのマイクロ抽出技術開発に取り組んでおり,有機溶媒の使用量および分析者への暴露を最小化しようとしています。毒物学におけるこのグリーン・アプローチは多くの利点がある一方,分析対象物を検出し定量するために高感度な装置を必要とします。私たちは島津の装置(LC-MS/MS及びGC-MS/MS)を使って,それを実現しました。

3. 島津製作所の装置を採用いただいている理由をお聞かせください。

法医毒物学では,毎月何千ものサンプル(血液,尿,毛髪,唾液)を処理することができる堅牢な装置が必要であり,島津の質量分析装置は間違いなく堅牢性・耐久性に優れています。また,島津ブラジルのスタッフはとてもフレンドリーで協力的です。装置の導入からアフターサービスまで私たちを全力でサポートしてくれています。

4. ご自身の研究分野における,質量分析技術の動向やトレンドについて教えてください。

質量分析は法医学研究のラボにおいてキーとなる技術です。LC-MS/MSは感度と汎用性に優れているので,ほとんどの分析はGC-MSシステムからLC-MS/MSにシフトしました。現在,法医毒物学におけるトレンドは,高分解能・高質量精度の質量分析法を用いた非標的薬物スクリーニングに移行しつつあります。また,より環境に優しいグリーンなサンプル調製手法(例:マイクロ抽出)がゴールドスタンダードとなり,高感度で堅牢な装置が必要となるでしょう。

5. 島津製作所や質量分析技術の発展に関して,どのようなことを期待いただいているでしょうか。

島津はハイエンドで使いやすく,かつ堅牢な装置を開発し続けてほしいと考えています。また,顧客との緊密な関係を維持することも非常に重要で,これはブラジルにおける島津の最も重要な特長になっていると思います。

Prof. Jose Luiz Costa

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