MS50周年記念特設サイト - ユーザーインタビュー
2020年8月号

島津MS製品のユーザー様の声を集めました。世界中の皆様からのメッセージをインタビュー形式でご紹介いたします。

Prof. Xu Guowang(許国旺)

Prof. Xu Guowang(許国旺)
Dalian Institute of Chemical Physics (DICP), Chinese Academy of Sciences

主な研究分野
複雑なサンプルの分離法・分析法に関する革新的な研究,メタボロミクス解析技術プラットフォームおよび疾病,漢方薬,植物表現型(フェノタイプ),食品安全などの分野への応用研究。

1. 島津製作所をお知りになったきっかけを教えてください。

1980年代末に開催された中国クロマトグラフィー科学会で初めて島津のことを知り,技術者との交流を通じて,島津のガスクロマトグラフについて理解を深めました。当時,最も印象に残った島津ガスクロマトグラフはGC-17Aでした。環境試料中の有害物質やアルコール中の香気成分を分析するためにこの装置を導入しました。それをきっかけに,我々の研究チームは島津と良好な関係を構築することができました。

2. ご自身の研究分野をご紹介ください。また,どういった用途で島津製作所の分析装置をご使用いただいていますか?

私たちは分離・分析研究を基に,生命科学,重大な疾病,漢方薬の現代化,公共安全などの領域における複雑なサンプル分析を切り口として,非常に複雑な体系の分析メソッド研究とその応用,およびメタボロミクス解析とその応用研究,転化医学などの研究を行っています。私たちのラボには,GCMS-QP2010,GCMS-QP2010 Plus,LCMS-IT-TOF,LCMS-8050やGCMS-TQ8050 NXなど様々な島津装置が導入されています。これらの分析装置は代謝物の分析において,疾患関連バイオマーカーや代謝異常の発見に使われています。

3. 島津製作所の装置を採用いただいている理由をお聞かせください。

島津の液体クロマトグラフはモジュール設計されているので,異なる構成の多次元液体クロマトグラフを簡単に構築することができます。また,島津のGC-MSは優れた安定性と耐久性を備えており,コストパフォーマンスが高く,故障率が低いです。さらに,島津のアフターサービスはタイムリーで,メンテナンススタッフの対応も良いです。私たちの研究チームは島津との長期にわたるコラボレーションを通じて,研究活動において一連の成果を得ることができました。

4. ご自身の研究分野における,質量分析技術の動向やトレンドについて教えてください。

質量分析はメタボローム解析において主流のツールとなっています。そのため,質量分析技術にはより高い分解能,より速いスキャン速度,より強いデータ処理能力が求められています。また,質量分析技術は臨床分野への応用も進みつつあります。そのほか,装置の小型化,サンプル調製からデータ処理までの全自動化,人工知能やビッグ・データ技術との融合なども将来の装置開発のトレンドになるだろうと考えています。

5. 島津製作所や質量分析技術の発展に関して,どのようなことを期待いただいているでしょうか。

島津はGC,GC-MSやLCにおいて優れた製品を提供してきました。高分解能質量分析装置に関しては,少し遅れたスタートでしたが,現在は追いついており,今後更なるブレークスルーを期待しています。また,大学や研究機関とひろくコラボレーションを展開し,より多くの島津装置を大学のラボや臨床病院の現場で更に大きな役割を発揮させることを期待しています。

Prof. Xu Guowang(許国旺)

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