MS50周年記念特設サイト - ユーザーインタビュー
2020年5月号

島津MS製品のユーザー様の声を集めました。世界中の皆様からのメッセージをインタビュー形式でご紹介いたします。

Univ. Prof. DI Dr. Erich Leitner

Univ. Prof. DI Dr. Erich Leitner
Head of the Institute of Analytical Chemistry and Food Chemistry, Graz University of Technology

主な研究分野
食品および食品接触材の品質に関する研究。香気寄与成分 (香気及びオフフレーバーなどの臭気) と毒性学的懸念物質も対象とする。

1. 島津製作所をお知りになったきっかけを教えてください。

何年も前に、ある島津の営業マンから連絡があり、島津の装置を試してみたくないかと尋ねられました。デュイスブルクにあるアプリケーションラボに招待され、私は自分のニーズに合わせて組み合わされた装置をいくつか徹底的にテストしました。その結果に納得し、私は島津ユーザーになることを決めました。

2. ご自身の研究分野をご紹介ください。また,どういった用途で島津製作所の分析装置をご使用いただいていますか?

私はガスクロマトグラフィーに基づく分析に私のキャリアを捧げてきました。約40年前にダイオキシン分析を中心とした環境分析からキャリアをスタートさせ、その後、食品分析と香気寄与成分の研究に焦点を移しました。その研究は今でも私のコアコンピタンスの一つであります。研究対象を食品接触材料へ拡げ、さらに残留鉱物油などの懸念物質へと拡大してきました。しかしながら、手法としてはずっとGCに基づいたメソッドを使ってきましたし、今も使っています。島津は、1次元・2次元分離や様々なイオン化法、タンデム質量分析法などを用いる多種多様な装置を取り揃えています。今後は高感度・高選択性が要求される超微量分析を目指していきたいと思います。

3. 島津製作所の装置を採用いただいている理由をお聞かせください。

島津は私の分析目的を満たす幅広い装置群を提供しています。また、個々のソリューションに対する顧客サポートにも魅力を感じています。実を言うと、数十年の経験を経て、全ての期待を満たしつづける装置というものは存在しないことに気づきました。そのため、時々追加の装置が必要になります。オプションを検証するために、島津のヨーロッパにあるデモラボでは大規模なサポートを提供しており、様々な装置構成を試すことができます。

4. ご自身の研究分野における,質量分析技術の動向やトレンドについて教えてください。

分析の世界は日々複雑になっています。分析対象物質の数は着実に増加していますが、その濃度は低くなってきています。そのため、メソッド開発に不可欠な高感度で選択性の高い分析方法や装置が強く求められています。一方、多くの分析用途では小型化の傾向が見られます。今後、スマートフォン用の手持ちMSツールが登場するのかもしれません。

5. 島津製作所や質量分析技術の発展に関して,どのようなことを期待いただいているでしょうか。

MSテクノロジーは、私の日常業務で使用している主な技術の一つです。私が使っている装置にはガスクロマトグラフィーと組み合わせた高分解能のMSがまだ欠けています。それはまさに今後の島津の製品として是非とも見たい装置でもあります。

Univ. Prof. DI Dr. Erich Leitner

Univ. Prof. DI Dr. Erich Leitner

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